「自分」とは何なのかを知る

「自分」とは何かについて考えることは滅多にないものです。
まず「自分」について考える前に、なぜ人々は他人に対して「好き」と「嫌い」という対照的な感情を抱くのでしょうか。この好みの違いは、私たちが受け取る「2つのタイプの人間の情報」に偏りができたときに生じます。

Aさんの親近感1⇔Bさんの親近感100 ∴ Bさんのことが好き

こんなイメージです。何かが他のものと比較されて初めて、相対的にその特性や価値が浮かび上がってくるのです。

これは、「アイスクリームを食べた後にチョコレートを食べるとあまり甘さを感じない」という経験とも似ています。物事は、常に相対的であり、他の事柄との比較すること、比較できる情報があることで判断されていきます。

同じように、「自分」も他人との関係によって形成されます。もしも「自分」しか存在しない世界があったとしたら、他のものとの比較の対象が存在しないため、自己を理解することは難しく、存在そのものさえも感じられないでしょう。

したがって、「自分」とは、周囲の人々、環境、時間、場所などの要素が絡み合って確定する、結果的な存在ということです。自己は外部環境との関わりを通じて変化し、その自己に対する変化こそが、個々の「運命」や「個性」として現れています。

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